第三者の力を借りる

自分なりに四苦八苦なる表現が用いられる程に頑張ってみても、どうしても苦手意識が克服出来ない、費やした時間労力に対して成果が実感出来ないなど、万策着き果てた状態に陥られる方が見られるのもまた、片付けなる日常習慣的作業の特徴です。これは必ずしも苦手な方々だけに限らず、本気度が高まった結果、自身に課されたハードルが高過ぎる、明確な合格基準ラインが存在しないが故、真面目過ぎる性格から一区切り着ける事が出来なくなってしまうなど、色々なパターンが見られます。

これも全てに共通する事ですが、1つの課題に自分1人だけで対峙を続けてしまうと、自ずと視野は狭まり、冷静な判断力が薄れる傾向が否めません。第三者的には素晴らしい作業を既に為し得ているにも関わらず、当事者だけが「まだダメ」と足掻き続けた結果、ベストな状態を無意識に劣化させてしまう展開です。学生時代の絵画を思い出してみてください。もう少しもう少しと筆を入れればそれだけ作品は妙な方向へと姿を変えてしまった経験を、多くの方々がご記憶でしょう。片付けのゴールラインも同様です。独断に窮してしまったり、アイデアやノウハウに煮詰まってしまったのであれば、心を許せる知人や友人に相談する、実際に招き入れてアドバイスを仰ぐなどの選択肢も見逃せません。