現状を冷静に捉える

いざ気合いを入れて片付けに着手となれば、まずは室内の現状との冷静な対峙が欠かせません。整理整頓が行き届いていない現状に危機感を覚えておられる皆さんにとって、精神的に酷な作業に違いありませんが、誰に責められる訳でもありません。何がどれだけの分量の行き場を失っているのか、あるいは元来収納されるべき場所が存在するにも関わらず、所定の場所から離れた位置に堆積しているのか、片付けに充当可能なスペースは十分なのかなど、冷静に捉える姿勢が求められます。

この時点で単に皆さんの怠慢が原因と判断出来れば、頑張って先ずは従来「こうあるべき」だった状態への復元を試みてください。先に結論を申せば、中長期感片付けがお留守だった結果、全てを所定の位置に戻す事は叶わぬケースが殆どで、最終的に行き場を失ったアイテム達が、皆さんのお手元に残る形となる事でしょう。当然1からの仕切り直しは避けられず、この時点で早くもギブアップの五文字が頭を過ぎりそうですが、ここまでの作業は単なるムダでは無く、それまで片付けを放置していた自身へのペナルティに他なりません。ご家族や何より大切なアイテム達への「お詫び」がこれでクリア出来たと捉え、今度こそ無理無く日常習慣化が可能な、独自の片付けのノウハウ構築作業を此処からスタートさせてください。